先日、ジャニーズ事務所が行った記者会見で、
様々な発表があり、それを受けて様々なことが起こりました。
それについての私感を書いていきます。
※この記事は、3000字超の長文です。
【このブログを書くにあたって】
0.はじめに
前に見たことがあるドラマ「ミステリと言う勿れ」で、有名なフレーズがあります。
(正確なものでは無いかもしれませんが、ニュアンスとして…)
「真実は一つじゃない。人の数だけある。」
この言葉は、私の心に残っていて、凄く共感するところがあります。
今回の会見や、それに伴う周辺の動きに関しても、
「真実は一つじゃない。」と落とし込んでいくことで、
色々見えてくることがある気がします。
起こった事実は一つ。しかし、「真実」は人それぞれの捉え方。
そして、その「真実」を見聞した人々の考え方もまたバラバラ。
それぞれに相違があることは、当然のことで、
「この人とこの人、言っていることが違う!」ということが出るのは、
不思議なことではありません。
私が言っていることに疑念を感じる人も、共感する人もいると思います。
そこを、あえて、私感を綴っていきたいと思います。
【会見】
今回の会見では、「ジャニー氏の性加害を事務所が認定した。」
という事実が大きいです。この点は大いに評価できると考えます。
補償や体制の変化へ踏み出すはじめの一歩。
再発防止対策チームの調査、提言を受け、ようやく明るみになりました。
被害者救済へと今後動き出すために、
絶対に必要な事実認定であったと考えます。
2.ジュリー社長の退任、東山社長の就任
再発防止対策チームの提言のもと、ジュリー社長は退任し、
後任に東山さんが就任しました。
この事実について、私感としては、
「解体的出直し」を提言されたものに対して、
不十分な人事ではないかと感じます。
一族経営からの脱却はできたものの、
ジャニーさん、ジュリーさんに近い人が就任したような印象で、
「解体的」と言えるかは微妙だと感じます。
3.出席された3名の性加害への認識
今回出席された、ジュリーさん、東山さん、井ノ原さんの認識としては、
「実際に見聞きしたことはない。」「噂として知っていた。」
「ジャニーさんに注意することはできなかった。」
といったものでした。
これは、6.の項で触れる、「当事者」の方々にとって、
不満なものであったようです。
しかし、0.はじめにでも述べたように、
「真実は一つではない。」と思います。
私は、お三方が「噂」という認識であったということだと、
意図的に「噂」という言葉を使ったものではないと思いたいのですが……
当事者の心中を察するに、
「『知っていた』という言葉」「謝罪の言葉」があれば、
救われる部分も大きかったことでしょう。
それでも、「噂」という言葉を使ったので、
本当に「噂」という認識だったのか、それとも、まだ悪あがきしているのか。
この期に及んで、そんなことはないと思いたい、そんな気持ちです。
4.今後の補償
補償についての具体的な内容は出ませんでした。
しかし、今後長い時間をかけて行われていくことは明言されました。
これについては、「今後注視していく」ほかないと思います。
しっかりと行ってほしいと思います。
5.社名存続
現時点では、「社名存続」となりました。
きっと、みなさんで協議された上での社名存続であるとは思いますが、
これも、「解体的出直し」を考えると、
社名変更がよかったのではないかと思います。
「イメージを払拭するくらい頑張る。」という旨の言葉だったと思いますが、
そう簡単にイメージは払拭できませんし、
「当事者」の方々からすれば、忌々しい社名であり、
「性加害の加害者を名に冠した企業」になります。
なにせ、事務所自身が認めたこと。
だったら、尚のこと社名変更が妥当であると、私は思います。
「関ジャニ∞」「ジャニーズWEST」というグループ名もありますが、
そこまでの単位になれば、
メンバーとファンの問題であると思います。
企業名となると、対外的にかなり大きいものなので、
これからも冷静な検討を続けてほしいと感じています。
【会見外】
6.「当事者」の方々のコメント様々
今回の会見が「当事者」の方にとっての一つのゴールであり、
ここからが「スタート」です。
先にも述べた通り、
会見でのお三方の「噂」という言葉に不満があるのは、
認識の差であると、私は感じますが、
それほど、苦しい状況にあるということも考えられます。
また、「当事者」の方々の綻びをつつくような
SNSのコメントやニュース記事等もあります。
情報が多すぎて、事実が何かは分かりませんが、
苦しんでいる方が、真っ当に補償されることを願っています。
7.CM等起用企業の対応
今回の件を受けて、アサヒHD、キリンなどが、契約満了をもって
ジャニーズ事務所所属タレントの起用終了を発表しました。
これに対して、怒りの声をあげるファンもいますが、
これは、私はお門違いだとおもいます。
「性加害者の創った事務所」と契約しているとなれば、
イメージダウンも必至であると考えるのは当たり前です。
いくら、「タレントに罪はない」としても、
そのタレントが「罪のある人に関わりがある」となれば、
避けていきたいと考えることは、不思議ではありません。
ただ、「タレントに問題はない」として、
起用を続けている企業も複数あり、対応が分かれています。
これも、企業の価値観や考え方、
どうしてそのタレントを起用したのかによるものと思います。
少なくとも、ファンが企業を糾弾するようなことは、
あってはならないと考えます。
8.メディアの責任とは
今回の記者会見は、ジャニーズ事務所の記者会見であり、
再発防止特別チームの提言にあった「テレビ局」については、
大きく触れてはいません。
組織的な隠蔽。今後無くなっていくことを祈ります。
各局の対応についても、出そろったところで、
起用にも変化はでてくると思います。
また、放送各局の皆様にも、再発防止に取り組んでほしいと感じます。
【まとめ】
9.今回の件を受けて
私は、SixTONESを推している者として、
記者会見の内容等を見ていましたが、
前にもブログで言っている通り、
「パフォーマンスをしているSixTONES」
「歌っているSixTONES」が
好きなのであり、「ジャニーズに属していること」が
重要なわけではありません。
なので、応援していきたいという気持ちに変わりはありません。
応援を続けていきます。
しかし、事務所がしっかり補償等の対応を行っていくのか、
社名等についてどう検討していくのか、
その点については注視していきたいと思います。
もしかしたら、SixTONESもいずれ起用が外されるかもしれない。
ただ、音楽を届け続ける活動は続けてほしい。
プラットフォームはたくさんあります。
テレビやCMで外されても、活動は続けられるので、
追い続けることができる限り、6人のことを追っていきたいです。
ジャニーズ事務所所属の6人ではありますが、
評価しているのは、事務所に所属していることではない。
その気持ちで、推していきます。
CDやDVDは買いますが、
それは、自分が「SixTONESの曲が欲しい」「パフォーマンスが見たい」
その一心での購買行動であり、
結果として、現在の事務所に利が行ってしまうことには、
不満を感じるところではあります。
相変わらずのダブルスタンダードで申し訳ありませんが、
以上が私の考えでした。
もし、それでもよければ、
また、ブログをのぞきに来てください。
長文失礼しました。